甲信越の見所

古寺名刹:善光寺

善光寺

まず甲州(山梨県近郊)の古寺名刹の見所といえば、武田信玄の菩提寺、臨済宗恵林寺です。
恵林寺には江戸時代前期の大名、柳沢吉保の墓もあるので、戦国から江戸の頃に思いを馳せられる名刹です。
鴬張りの廊下や武田信玄が自分に似せて作らせたと伝わる不動明王像、すばらしい庭園なども必見です。
夏場によく聞かれる「心頭滅却すれば火も亦た涼し」という言葉は、このお寺が織田信長の指示による焼き討ちに遭ったときに当時の住職が詠まれた時世の句だそうで、三門という門の左右の柱に今も刻み込まれています。

日蓮宗総本山の身延山久遠寺も山梨県南巨磨郡にあります。
真っ赤な五重塔は四季折々の表情を見せ、奥の院では連日多くの参拝客が真摯に祈りを捧げています。

甲信越地方で仏教美術を堪能したいなら、新潟県魚沼の西福寺・開山堂がオススメです。
時代は江戸末期から明治にかけてと少し新しいですが、鬼気迫る雰囲気の仏教彫刻が欄間や天井をびっしりと彩っています。
日光東照宮に匹敵しそうな彫刻のため、越後日光とまでいわれるお寺です。

新潟県なら上杉謙信が幼少のころを過ごした、上越市の林泉寺にも参っておきたいですね。
荘厳な禅宗らしい寺門も見ものですし、川中島の合戦の死者を弔う慰霊塔などもあります。
毎年8月に行われる謙信公祭の開催場所はこのお寺のま近くです。

長野県といえば善光寺が有名です。
1400年の歴史を持つ古刹で、お戒壇めぐりを体験できます。
境内のほとんどが重要文化財に指定されている名刹です。
善光寺が移設される前にあった場所に今も残る元善光寺もあわせてお参りしてみたいお寺ですね。

乱暴に甲信越とひとくくりにしてしまいましたが、もちろんほかにも沢山の古寺・名刹があります。
たいてい首都圏からなら日帰りもできますから、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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