関東の古寺名刹の特色

関東と一口に言っても、首都圏(江戸)、西東京や埼玉近辺(多摩)、静岡(駿河)、西静岡(遠江)と結構広く、それぞれの古寺・名刹にも特色があります。

浅草の浅草寺(せんそうじ)

浅草の浅草寺(せんそうじ)

江戸地域が栄えたのは言わずもがな江戸時代からでしたが、歴史の表舞台に取り上げられ始める前にももちろん人は住んでいました。
古事記ではヤマトタケルノミコトが千葉の木更津で悲恋伝説を残していますし、東京で一番有名なお寺である浅草の浅草寺(せんそうじ)は大化の改新と同じ年に創建されたお堂が始まりだそうです。
柴又帝釈天など江戸時代の雰囲気と、古代からの歴史を感じられるお寺めぐりができますね。

多摩地域で一番有名なのは、やはり日野あたりの新撰組にゆかりのあるお寺でしょうか。
八王子には高尾山薬王院という真言宗の古刹もありますし、国分寺市の地名の由来になった武蔵国分寺跡なども見ることができます。
全国の国分寺の本山は奈良の東大寺と法華寺ですが、武蔵国分寺が関東で一番有名な国分寺だったと思われます。

駿河地域の近くには伊豆などがありますね。修善寺は有名ですし、近くには伊豆最古の木造建築である指月殿もあります。
幕末の始まりである黒船来航にゆかりのある了仙寺も歴史好きならお参りしてみたいお寺ではないでしょうか。

遠州はほぼ東海地方ですが、静岡県ということでこちらに入れました。
井伊直弼ゆかりの龍潭寺や、鴨江寺・岩水寺は、最澄や空海が活躍する前に日本全国で仏教の下地を作っていた行基が開山したと伝えられている名刹です。

やはり古くから人が多く集まる地域だっただけあって、関東のお寺にもいろいろありますね。
なんとなくご縁を感じられるお寺が必ず見つかると思います。

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