関東 駿河・遠州の見所

静岡県はかなり広く、東西の幅が長野・岐阜の幅とほぼ一致しています。
そのため東側(駿河国)と西側(遠江国)では文化まで違うといわれています。
余談ですが、鳥取県も東西で文化が違い、和歌山県も南北で文化が違うそうです。
同じ県内の別のサイドの文化を知りにいくのも楽しいですね。

静岡といえば山梨との県境にある富士山がポイントです。
古寺とはいえませんが21世紀に創立した新しい名刹・慧光寺(えこうじ)は富士山頂に一番近いお寺だそうです。
宿泊できる仏教施設である「宿坊」やカフェも備え、世界遺産に登録された富士山を楽しみながらお寺参りもできますね。
桜や紅葉と富士山のコラボレーションを楽しめる興徳寺もネットで紹介されて有名になりました。

伊豆の辺りも昔から人が住んでいたこともあり、いろいろな古刹があるようです。
禅宗の国清寺は鎌倉時代の創建、修善寺は平安時代創立の有名な古刹ですね。
修善寺の開基は弘法大師空海だったということですが、大同年間はほとんど九州か長岡京跡にいたため本人が訪れて創ったお寺かどうかは定かではありません。
このあたりは調べてみるとミステリーが隠されていそうです。

静岡県にはほかにも、霊峰富士山をはじめとした山岳宗教を基にしたお寺もあります。
静岡中西部にある島田市の智満寺では、千葉山という山を崇拝する山岳宗教がベースになっているようです。
智満寺は修験道と天台宗を主な宗派としていますから、山の中を決められた日数走る修行なども行われていたのかもしれません。

静岡と浜松のちょうど境目辺りにある御前崎の大興寺では、遠州七不思議のひとつ「子生まれ石」が見られます。
住職の代替わりのときにいつもその辺りから丸い石が生まれて来るそうで、安産・子宝祈願や長寿祈願にお参りされる方が多いようです。
七不思議めぐりで楽しんでみても良いかもしれませんね。

とにかく広いだけでなくたくさんのお寺がある静岡県ですから、たくさん回りたいときは地域を絞って、決まったお寺にお参りしたいときは数を絞って、時間に余裕ができるよう行動されるのがオススメです。

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