関西 京都の見所

古寺名刹:京都 清水寺の紅葉

京都 清水寺の紅葉

いわずと知れた一大宗教都市である京都には、石を投げれば次のお寺の門前といわれるほど多くの寺社仏閣があります。
特に有名なのが清水寺でしょうか。
清水寺はもともと法相宗で、いまは独立した北法相宗大本山となっています。法相宗は本来の哲学を学問する、宗教としての性質が薄い仏教原理主義といえる宗派ですが、現在はお守りの授与や一般観光客の受け入れなども行っています。
因みに清水の舞台から飛び降りていたのは平安時代まで、すでに亡くなった遺体でした。
当時のあのあたりは鳥辺野と呼ばれ、折れた箸や欠けた茶碗から人間の死体まで、あらゆるケガレを捨て去るごみの集積場だったのです。
今は心霊スポットとして参られる方もいますが、清水寺脇にある浄土真宗の一大霊廟・大谷廟と相まって昼間訪れてもなかなかスリルはあります。

東寺も外せない京都の名物ですね。
京都タワーができるまで京都で一番高い建物だった五重塔は特別公開期間なら一階のみ内部を拝観できます。
中には弘法大師空海やその師匠恵果、更にその前の一行などの肖像画が壁面に描かれ、立体曼荼羅を形成する柱絵なども圧巻です。
本堂などでも、立体の仏像で表現された立体曼荼羅を見ることができますから、真言密教の真髄に触れることができます。
朝6時ごろからのお勤め「生身供」や、毎月21日に行われる空海の命日の法要も要チェックです。
空海の足跡を辿るなら、あだしの念仏寺や高雄山神護寺などもオススメです。

知られざる名刹を見たい方は、京都府の長岡京市・向日市にも注目してみましょう。
たった十年で平安京へ遷都してしまったはかない都ですが、その原因といわれる早良親王が幽閉されていた乙訓寺には、彼の慰霊供養のため住職を勤めた空海の手植えと伝わる菩提樹や唐から持ち帰ったといわれるミカンの樹があります。
春には牡丹が咲き乱れ、まるで当時の唐のお寺のような雰囲気を味わえますよ。
空海の従兄弟あたりの親戚である道雄という僧が建てた海印寺というお寺の名残もあります。

京都市西京区の洛西ニュータウンから更に西に向かうと、最澄が建てたと伝わる勝持寺や徳川綱吉の母親が手植えした枝垂桜で有名な善峯寺などがあります。
嵐山や松尾あたりから阪急電車とバスで数時間ほどかかりますが、普通の観光向けのお寺に行きつくしたという方や桜・紅葉の時期に空いているお寺がいいという方にオススメです。

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