四国の古寺名刹

四国のお寺はお遍路さんでお参りするところだけではありません。
四国にある真言宗のお寺はほぼ網羅されていますが、真言宗以外のお寺も実はたくさんあります。

例えば愛媛県の新居浜にある瑞応寺というお寺は曹洞宗で、イチョウの巨木が見事です。
1448年の開創で、現在も修行僧がいらっしゃる禅寺となっています。
大洲市には1511年開創の清源寺というお寺があり、こちらは臨済宗です。
日限り地蔵というお地蔵様が祀られていることでも有名です。
同じく大洲市の如法寺も臨済宗で、重要文化財の仏殿は要チェックですね。

徳島県には四国最古の禅寺といわれる城満寺があります。
こちらは曹洞宗で、1295年の開山です。戦国時代に長宗我部元親に焼かれてから復興するまでにドラマチックなエピソードがあるお寺ですから、ぜひ歴史の足跡を見にお参りしたいですね。
徳島県神山の悲願寺には、卑弥呼の祭壇ではないかと言われている台座などがあります。
もともと神社だったようで、養蚕の神様としてもにぎわっていました。
公式に何宗かはわかりませんでしたが、寺としての開祖が源満仲の息子・美女丸だと伝わっていることから天台宗だったのではないかと思われます。

香川県の丸亀市にある寿覚院は浄土宗のお寺で、観音堂は市内最古の建築物だと伝わっています。
香川県に含まれる小豆島にはしあわせ観音とも呼ばれる小豆島大観音があります。
小豆島にも八十八箇所の真言宗のお寺めぐりがあり、お遍路をめぐり終わられた方はこちらもチャレンジして見てはいかがでしょうか。

高知県の四万十市には南北朝時代に作られた太平寺があります。
こちらは臨済宗で、室町時代の彫刻が残っている名刹です。
同じく臨済宗の吸江寺(ぎゅうこうじ)というお寺も1318年開創で、比較的お参りしやすい立地にあります。
空海が活躍していた807年創建と伝わる宗安寺も高知市の臨済宗のお寺です。
裏山の不動堂と併せて修験道の道場になっていたようですが、戦国時代に禅宗へ改宗されました。
高知県はなぜか真言宗なのに八十八箇所に含まれていない寺院が多いようです。

お遍路さんだけではない四国のお寺にもぜひ注目したいですね。

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